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抵抗体付サーモプロテクタ EC型(製造上の注意点)

取扱上の注意

  1. ECのリード線に表1の値を超える張力が加わらないように取り付けて下さい。表1を超える張力を加えたり,押力を加えるとECの性能を損なう恐れがあります。
    表1
  2. EC本体や端子に張力,押力,曲げ,ネジリ等の力を加えないで下さい。EC本体に対して斜め方向に端子を引いたり押したりしないで下さい。
  3. ECの封止板の突起部に,図2に矢印で示した方向の力を加えないで下さい。図2 封止板突起部に対する注意
  4. 端子を曲げ加工する場合は,EC本体と曲げる場所の間を保持して,本体から3mm以上離れた部分をゆっくり曲げ加工して下さい(図3参照)。図3 端子曲げ加工方法
  5. EC接続後の固定は,EC本体や端子をへこませたり損傷させたりするような過度の荷重や,EC本体や端子を押したり,引いたりする荷重をかけないように行って下さい。

取り付け作業上の注意

  1. ECをはんだ付けする場合,はんだ付け条件によっては内蔵のヒューズ部が動作することがありますので,はんだ付け条件の確認試験を行って下さい。
  2. ECのヒューズ端子B及びCのリード線の片方を本体より10mmの距離をとり,350℃のはんだ槽にてはんだ付けする場合の最高ディップ時間は約3秒間です。
  3. ECの抵抗端子Aのリード線の片方を本体より5mmの距離をとり,350℃のはんだ槽にてはんだ付けする場合の最高ディップ時間は約5秒間です。
  4. はんだ付け後に再度はんだ付けをする場合や,溶接の後に再度溶接する場合は,冷却のために最低60秒間静止放置してから行って下さい。
  5. かしめや,溶接によって接続する場合には,接続部の電気抵抗値をローオームメーターで測定して接続状態を必ず確認して下さい。