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温度ヒューズ(警告)

温度ヒューズ取り扱い注意事項を以下に述べています。この注意事項を厳守されない場合、温度ヒューズが動作温度より低い温度で動作したり、動作温度を越えても動作しなくなる恐れがあります。また不適切な取り扱いにより生じる問題につきましては貴社の責任となり、弊社は責任を負いかねますのでご了承下さい。

  1.  温度ヒューズには電気定格、公称動作温度等が定められています。それぞれの定格の範囲内で使用して下さい。
  2. 温度ヒューズ本体の温度が、連続して各製品シリーズの定格表に示す最高使用温度を越えないように設定して下さい。
  3. 家電・OA機器等の一般機器に使用される範囲を越える特殊な環境下として、例えば、温度ヒューズを水や有機溶剤等の液体中、腐食性ガス(主として亜硫酸ガスや窒素酸化ガス)雰囲気中、高湿度雰囲気中、高・低圧雰囲気中、引火性雰囲気中で使用しないで下さい。
    封止材が劣化し気密性が低下するため、温度ヒューズが動作温度より低い温度で動作したり、動作温度を越えても動作しなくなる等不具合を生じる恐れがあります。
  4. 温度ヒューズは、家電・OA機器等の一般機器に使用されることを前提に開発しており、航空機関連機器や医療機器の生命維持に関する機器、輸送機器のエンジン制御に関わるユニット、原子力関連機器に使用しないで下さい。
  5. 温度ヒューズの機能を発揮させるためには、機器に合った温度ヒューズを選択し、温度ヒューズの取り付け位置や取り付け方法を、機器毎に適切に設定することが必要です。お客様自身で行う試験により確認して下さい。
    また、その時は、機器の通常使用状態だけではなく、異常状態で温度ヒューズが動作することも確認して下さい。
  6. 通電した場合、自己発熱の影響により、より低い環境温度で動作いたしますので、設計時に注意が必要です。
  7. 温度ヒューズは高温環境下に長時間放置することで、熱劣化し動作精度が悪化することがあります。このため、常時ご使用いただく環境温度としましては、可能な限り低い温度でご使用いただくことをお勧めします。最高使用温度は、一定時間の放置において、動作したり、また動作温度が著しく高くならないことを確認した温度です。

 

3、及び 4項に示す特殊な用途でご使用される場合は、必ず弊社営業担当者にお問い合わせ下さい。