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セカンドプロテクションとは

2重保護について

  • Li-Ion二次電池は、過充電・過放電の状態にならないよう管理されています。
    メインの保護回路をファーストプロテクションと呼びます。
    そのメインの保護回路が機能しない場合にバックアップする回路セカンドプロテクションと呼びます。
  • 2重の保護回路を構成することで冗長性を持ち、安全性の確保を実現しています。
    メインの保護機能が働かない状態は明らかな故障であるため、安全上再使用不能とすることが必要です。
  • セカンドプロテクションの標準的な回路構成は、
    セカンドプロテクションICと、三端子ヒューズ、シグナルヒューズやヒュージングレジスタといった遮断素子を使います。
  • 設定電圧のしきい値を超えた状態で一定時間以上保持した場合に、
    その遮断素子で充放電を遮断し、過充電時の充電、過放電時の放電を停止するものです。(下図参照)

        • ノートPC・大型定置設置型を含むESS・バックアップ電源のリチウムイオン電池システムや電動自転車などは安全性確保のため2重保護が標準的に構成されています。
                近年は安全規格などの要求に対応するため、多くの二次電池製品が2重保護機能を備えるようになっています。